商品画像を拡大表示に耐える画質にする
商品画像が破綻するのはサムネイルではなく拡大表示です。直す鍵は、手元にある最大の原本から始めることです。
手順
- 最大の原本を探す
すでに掲載されているファイルではなく、最も大きく圧縮の少ないファイルから始めます。 - 処理する
Pixmend にドロップし、写真向けモデルを選び、必要なサイズに合う倍率を選びます。 - 素材の質感を確認する
布の織り、革のシボ、縫い目を等倍で見ます。かけすぎが最初に出る場所です。 - 書き出して 1 度だけ掲載する
結果を保存し、そのファイルを掲載します。保存を繰り返さないようにします。
商品画像が一覧でおかしく見えることはあまりありません。破綻するのは、客が拡大しようとクリックした瞬間です。本来その画像が仕事をするはずだった、まさにその場面です。これを直す鍵は、ほとんどがどこから始めるかにあります。
最大の原本から始める
処理の前に、存在する中で最も大きく、最も圧縮されていない版を探してください。すでに掲載されているファイルではありません。そちらは通常、アップロード時にプラットフォーム側でリサイズと再圧縮を受けています。
順に確認します。カメラの元ファイル、仕入先の素材一式、撮影者の納品フォルダ。プラットフォームの処理を 2 回通ったファイルは情報を永久に失っており、そこから始めることは、より良い元があれば存在しなかった傷を直す作業を意味します。
拡大表示で破綻する理由
一覧のレイアウトは商品を数百画素で表示するので、たいていの画像はそれに耐えます。拡大表示は 1000 画素以上で出すため、そこで引き伸ばしや圧縮が姿を現します。商品の輪郭が甘くなり、無地の背景にブロックが並び、客がまさに評価しようとしている面の質感がぼやけます。
購入判断を担っているのは質感です。布の織り、革のシボ、金属のヘアライン。拡大したときに人が見ているのはそれで、そして圧縮で最初に失われるのもそれです。
処理
- 原本を Pixmend にドロップします。アップロードは発生しないので、未発表の商品でも扱えます。
- 写真向けモデルを選びます。
- 倍率は必要なサイズから決めます。拡大表示が 1600 画素で原本が 800 画素なら、答えは x2 であって x4 ではありません。
- ノイズ除去は、元が圧縮された JPEG のときだけ強めます。綺麗なカメラファイルなら弱いままに。商品の質感は本物のディテールなので、平らにしては本末転倒です。
- 書き出す前に等倍で見比べます。
入力の上限は 12.6MP で、商品撮影の多くは余裕を持って収まります。
掲載前に確認すること
- 素材の質感。 布、シボ、ヘアラインが、それ自体に見えること。つるりとした面になっていないこと。
- 背景に対する商品の輪郭。 ここに縁取りが出るのは設定が強すぎる典型で、客には「加工した画像」として伝わります。
- パッケージの文字。 ラベルや小さな注記はごまかしが効きません。処理後に読めないなら、元が小さすぎたということです。
- 色。 処理で色が動いてはいけません。動いたなら書き出し経路のどこかがおかしい。返品率に効くのは、鮮明さより色の正確さです。
これでは解決しないこと
色の正確さ。 商品が違う色に写っているなら、それはホワイトバランスと照明の問題で、高画質化では扱えません。
照明の失敗。 白飛びした部分にはディテールが残っていません。黒つぶれも同じです。どちらも撮り直しが必要です。
ピントの誤り。 商品の手前が鮮明でラベルが甘いなら、ラベルのディテールは最初から記録されていません。
これらに繰り返し当たるカタログでは、上流の対処のほうが安く付きます。撮影の標準を決めること — カメラ設定を 1 つ、照明を 1 つに固定し、原本をフル解像度で保管する。処理はすでにある画像の修理であって、きちんと撮ることの代わりにはなりません。
原本を残す
書き出した画像は原本とは別に保存し、両方を残してください。テーマを変えて拡大表示がより大きいサイズになったとき、すでに拡大したファイルをさらに拡大するのではなく、原本からやり直したくなります。処理を重ねるたびに、前の処理が誤った部分も一緒に増幅されるからです。